導入効果

中海・宍道湖・大山圏域への導入効果

 中海・宍道湖・大山圏域の飛躍的な発展のためには、山陽方面や関西圏など全国への往来を促進する「中国横断新幹線」(伯備新幹線)、「山陰新幹線」の実現が不可欠です。
 中国横断新幹線(伯備新幹線)整備推進会議では、中国横断新幹線(伯備新幹線)の整備によって得られる効果について、調査研究を行っています。
 令和元年度調査では、中国横断新幹線(伯備新幹線)を整備しない場合と比較して「都市間の所要時間が短縮され、GRP(域内総生産)や人口の増加など、経済・社会に大きな効果が得られる」との結果が出ています。

調査結果

調査:令和元年度実施(京都大学大学院工学研究科 藤井聡研究室)

整備区間(試算例)

【試算した区間】

岡山~備中高梁~新見~米子~松江~出雲
(米子~松江~出雲間は、山陰新幹線との供用区間)

【試算上のスケジュール】

2031年着工、2045年建設完了、2046年供用開始

【整備費】

1.11兆円~1.27兆円

■ 時間短縮効果

中海・宍道湖・大山圏域と岡山市が1時間以内で結ばれ、大幅な時間短縮が実現します。

■ 整備効果(供用10年目までの累計)

  • 中国横断新幹線(伯備新幹線)を整備しない場合との比較
  • 現在着工している整備新幹線とリニア中央新幹線は、すべて開通している前提
GRP(域内総生産)への効果
増減
鳥取県 +2.97兆円
島根県 +5.81兆円
岡山県 +0.72兆円
人口への効果
増減
鳥取県 +8.5万人
島根県 +17.8万人
岡山県 +1.7万人

■ 調査結果資料

令和元年度調査結果はこちら(PDF)